未経験からIT業界への転職を考えるときに、

「プログラミング経験がないのに本当に転職できるのか」
「面接で何をアピールすればいいのかわからない」
と感じる方は少なくありません。
本記事では、未経験からのIT転職に特化して内容を整理しつつ
- 未経験者が評価される具体的な証拠の準備方法
- 書類通過率を高めるポートフォリオの作り方
- 面接で差がつく学習継続力のアピール手法
を具体的にご案内します。
結論|第二新卒におすすめのIT系転職エージェントはどこ?
数ある転職サービスの中でも、第二新卒が効率よく進めるために登録すべきは次の2社です。
→ マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒に完全特化。未経験歓迎求人が豊富で、書類添削や模擬面接など若手向けサポートが手厚いのが特徴です。初めての転職で不安が大きい方に最適です。
→ リクルートエージェント
国内最大級の求人数を誇り、非公開求人も豊富。条件交渉や面接枠の確保に強く、キャリアの選択肢を広げたい方におすすめです。
若手特化と総合型を併用することで「突破率」と「選択肢」の両方を確保でき、最短で内定に近づけます。


第二新卒におすすめのIT系転職エージェント・転職サイトランキング
項目 | マイナビジョブ20’s | リクルートエージェント | ハタラクティブ | doda | UZUZ(ウズキャリ) |
---|---|---|---|---|---|
対象層 | 20代・第二新卒・未経験 | 全年代対応(若手〜ハイクラス) | 第二新卒・既卒・フリーター | 全年代対応(未経験OK多数) | 第二新卒・既卒・フリーター |
IT未経験求人の強み | 未経験歓迎IT求人が豊富/研修付き案件あり | IT求人母数が最大級/幅広い業界に対応 | 未経験からITサポート・エンジニアに強い | IT特化部門が充実/エンジニア特集あり | IT・インフラ・開発特化/研修付き求人が多い |
サポート体制 | 書類添削・模擬面接が丁寧/無期限サポート | 面接対策資料が豊富/交渉力に強い | 書類通過率UPサポート/短期内定実績 | 転職フェア・イベント多数/スカウト機能あり | 個別トレーニング型の面接指導/学習ロードマップ提案 |
強み | 第二新卒特化の実績多数/安心感◎ | 求人数・非公開案件が国内最大級 | 短期内定に強い/未経験向け特化 | 求人数と情報量で比較軸を作りやすい | IT志望者向けに特化/サポート密度が高い |
弱み | 求人数は大手に比べ少なめ | 担当差が大きい/短期転職を推される場合あり | 首都圏中心/求人母数は少ない | 求人数が多すぎて絞り込みに時間がかかる | 地方求人は弱め/対象層が限定的 |
おすすめ層 | 初めてIT業界へ挑戦する20代 | 幅広いIT求人を比較したい人 | 就業経験が浅く短期で内定を狙いたい人 | IT含む業界全体を広く見たい人 | ITエンジニア志望で密着型サポートを受けたい人 |
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1位 マイナビジョブ20’s


おすすめ度:
公開求人数:非公開(登録後に紹介されます)
マイナビジョブ20’sは「全求人が20代対象」で、未経験OK比率が高い20代特化の転職エージェントです。適性診断と個別カウンセリング、書類添削と面接対策、非公開求人の紹介まで無料で伴走します。直近データでは未経験OK求人が76%以上、入社後3ヶ月の定着率95.2%と、初めての転職でも進めやすい設計です。専用アプリで求人検索と進捗管理も行えます。
マイナビジョブ20’sの決め手
2位 リクルートエージェント


おすすめ度:
公開求人数:61万件以上
国内最大級の求人数を公開・非公開の両方で保有し、応募書類のアドバイスや面接対策、条件交渉までエージェントが一気通貫で支援します。独自の企業レポートで選考の着眼点まで把握できるため、20代でも戦略的に応募先を絞り込みやすいのが特長です。
リクルートエージェントの決め手
- 企業研究資料 AGENT Report
応募先ごとの選考ポイントや過去事例を事前に把握でき、面接準備を効率化できます。 - 一気通貫サポート
書類添削 面接対策 条件交渉までを担当者が継続支援するため、初めてでも進め方が明確になります。 - 職務経歴書エディター
ガイドに沿って入力するだけで体裁が整い、短時間で提出レベルに仕上げられます。 - 専用アプリで進捗管理
新着求人や選考連絡をスマホで一元管理でき、機会損失を防ぎやすいです。 - 面談方法とイベントの柔軟性
電話やオンラインに対応し、各種セミナーで情報収集の機会を広げやすいです。 - 転職支援実績と非公開求人
業界最大級の非公開求人とNo.1実績で、紹介母数と提案の幅が大きいです。
3位 ハタラクティブ


おすすめ度:
公開求人数:5千件以上
20代の第二新卒や既卒、フリーターから正社員を目指す層に特化しているのが最大の特徴です。公開求人数は約5,000件(2025年時点)と大手総合型に比べると母数は少ないものの、未経験歓迎求人や若手ポテンシャル採用枠に強みがあります。カウンセリングの密度が高く、初めての転職でも短期間で内定獲得につながりやすい仕組みが整っています。
ハタラクティブの決め手
- 未経験・第二新卒に特化した求人
公開求人は約5,000件。その多くが未経験歓迎や若手採用枠で、営業・販売・ITサポート・事務など幅広い職種をカバー。経験が浅くても挑戦できる案件が豊富です。 - 書類通過率を高めるサポート
キャリアアドバイザーが履歴書・職務経歴書を個別に添削し、面接練習も繰り返し実施。書類通過率や一次面接突破率を引き上げる伴走型の支援が受けられます。 - 短期決定に強い仕組み
利用者の内定までの平均期間は2週間〜1か月程度と短く、スピード重視で動きたい人に適しています。フリーターや既卒から早く正社員になりたい層に相性が良いです。 - カウンセリングの濃さ
1人ひとりの状況を丁寧に聞き取り、応募優先順位や条件調整を具体的に提案。20代前半でキャリアを立て直す層にとって安心感が大きいサービスです。 - 首都圏中心に豊富な求人
首都圏を中心に求人を取り扱っており、20代の若手が集中している都市部での転職活動に特に強みを発揮します。
4位 doda


おすすめ度:
公開求人数:25万件以上
国内最大級の求人数と「検索+エージェント+スカウト」をワンアカウントで横断できるのが最大の強みです。面接確約オファーを含むスカウト設計、AIベースの年収査定、人気企業の合格診断、LINEでの連絡手段まで、20代が初速を出しやすい仕組みが揃っています。
dodaの決め手
- 面接確約オファーあり
応募前に書類選考なしで面接へ進めるオファーが届くことがある設計。効率よく面接機会を作れます。 - 匿名スカウトと企業ブロックで在職中も安心
氏名や連絡先は応募前に公開されず、勤務先などはブロック設定で非表示にできます。 - エージェントの伴走支援
書類添削・面接対策・年収交渉などを公式に提供。初めての転職でも動線が明確です。 - 年収査定(AIシミュレーション)
約3分で適正年収を推定でき、相場感の更新に役立ちます。 - 合格診断(人気企業300社など)
登録経歴をもとに合格可能性を事前チェックでき、無駄打ちを減らせます。 - LINEでの連絡・相談窓口
キャリアアドバイザーとLINE上で連絡可能。調整や相談がしやすい運用です。
5位 UZUZ(ウズキャリ)


おすすめ度:
公開求人数:3千件以上
20代の第二新卒や既卒、フリーターから正社員を目指す層に特化しているのが最大の特徴です。1人につき平均20時間のサポートを提供し、入社後の定着率は93%という高い実績を誇ります。社会人経験が浅い方におすすめのエージェント として、未経験歓迎求人や若手ポテンシャル採用に強みがあります。1企業ごとに面接対策を実施し、初めての転職でも短期間で内定獲得につながりやすい仕組みが整っています。
ウズキャリの決め手
- 未経験・第二新卒に特化した専門性
20代の既卒や第二新卒を主なターゲットにしているIT業界に強い転職エージェント として、営業・販売・ITサポート・事務など幅広い職種で未経験歓迎の求人を取り扱っています。職歴のないフリーターやニートの人でも利用できる包括的な支援を提供しています。 - 圧倒的なサポート密度
書類添削やビジネスマナー研修など1人につき平均20時間のサポートを提供し、1企業ごとに面接対策を実施します。在籍しているキャリアカウンセラーの9割が既卒・第二新卒出身 で、同じ経験を持つ担当者による理解度の高いサポートが受けられます。 - 短期決定に強い仕組み
利用者の内定までの平均期間は2週間〜1か月程度と短く、スピード重視で動きたい人に適しています。フリーターや既卒から早く正社員になりたい層に相性が良いです。 - 高い内定獲得率と定着率
2週間で内定を獲得する利用者も多く、スピード重視で動きたい人に適しています。入社後の定着率は93%と業界最高水準を維持し、フリーターや既卒から安定して正社員になりたい層に最適です。 - IT業界への転職に強い専門性
IT業界に強い転職エージェントとして、未経験からエンジニアやITサポートへの転職支援に特化しています。20代前半でキャリアチェンジを目指す層にとって心強いサービスです。
エージェント選定の基準は速度と精度です
転職活動を成功させるために、転職エージェントは「どれだけ早く」「どれだけ正確に」求職者のニーズに応えられるかが重要です。以下3つの観点から、優良エージェントを見極めましょう。
提案開始までの平均日数と面談回数を確認します
チェックポイント
- 初回面談から求人提案までの日数(目安:3〜7日以内)
- 面談回数の適切性(1〜2回で十分な情報収集ができるか)
- レスポンスの早さ(メール・電話の返信速度)
優秀なエージェントは初回面談で的確にヒアリングを行い、1週間以内に最初の求人提案を開始します。面談回数が多すぎる場合、効率的な転職活動の妨げになる可能性があります。
書類通過率と一次到達率の開示有無を確認します
確認すべき数値
- 全体の書類通過率(業界平均:20〜30%)
- 一次面接到達率(書類通過後の面接設定率)
- 内定獲得率(応募から内定までの成功率)
- 具体的な実績データの開示状況
透明性の高いエージェントは、これらの数値を積極的に開示します。データを示さないエージェントは、実績に自信がない可能性があるため注意が必要です。
案件の粒度と配属確度と業務範囲の具体性を確認します
評価基準
- 案件の粒度:職種・業界・企業規模の詳細度
- 配属確度:実際の配属先部署の確実性
- 業務範囲:具体的な仕事内容と責任範囲の明確さ
- 条件の透明性:給与・勤務地・働き方の詳細情報
質の高いエージェントは、求人票に書かれていない企業の内部情報や、実際の業務内容まで詳しく教えてくれます。曖昧な表現が多い案件は、入社後のミスマッチリスクが高いため避けるべきです。
未経験で評価される証拠を事前にしっかり用意すること
未経験からの転職では、スキルよりも学習意欲と継続力、行動力が評価されます。企業が最も見たがるのは「この人は本当に続けられるのか」という証拠です。以下3つのポイントに絞って準備しましょう。
学習中であることをしっかり証拠として残すこと
毎日の学習時間記録と、最低でも週3回以上のGitHubコミットを継続することが評価のカギです。
学習開始から応募までの期間を通じて、一貫した取り組みを証明する必要があります。Qiitaやブログでの学習記録投稿、GitHub上でのコード更新履歴、オンライン学習プラットフォームの進捗画面などが有効な証拠となります。
高リスク求人の見極めだけ抑える
第二新卒に多い失敗は「条件を細かく確認せずに入社して、早期離職につながるケース」です。
ここでは最低限チェックすべき3つのポイントだけを押さえておきましょう。
- 固定残業
- 試用期間
- 研修
固定残業とみなし残業の上限確認
求人票に「固定残業40時間込み」と書かれていても、実際には残業が60時間を超えても追加支給なしというケースがあります。
このような場合、月給は一見高く見えても、時給換算すると水準以下になる可能性が高いです。
給25万円(固定残業代60時間含む)」と書かれていた場合、実質は「基本給18万円+残業代7万円」という内訳です。
もし残業が60時間を超えても追加支給がなければ、実働に対して給与が大幅に下がるリスクがあります。
→ 面談の際は「固定残業の時間数」「超過分の支給有無」を必ず確認しましょう。
試用期間の条件と配属確定の有無
試用期間中は「給与減額」「賞与対象外」となる企業もあります。
さらに配属部署が未確定だと、希望外の業務に就くリスクがあります。
「試用期間の待遇」「配属先の明記」を事前に確認するだけでミスマッチを大きく減らせます。
研修とOJTの実在と期間
「未経験歓迎」とあっても研修が形式的だと、現場で放置されてしまう可能性があります。
実際に研修があるのか/OJTの期間はどのくらいかを担当者に確認しましょう。
「同期の有無」「講師や担当の配置」まで把握できれば安心です。
未経験からのIT転職成功には、スキルレベルよりも「継続できる証拠」「行動力の証拠」「学習意欲の証拠」の3つを具体的に示すことが最も重要です。
まとめ|未経験IT転職は証拠の準備で9割決まる
未経験からのIT転職成功には、スキルレベルよりも「継続できる証拠」「行動力の証拠」「学習意欲の証拠」の3つを具体的に示すことが最も重要です。
今すぐ始められる3つのアクション
- 学習ログの記録開始
今日から毎日の学習時間をスプレッドシートや学習管理アプリで記録し、GitHubへの週3回以上のコミットを習慣化しましょう。3ヶ月継続すれば、企業が最も評価する「継続力」の強力な証拠になります。 - 実務準拠の開発プロジェクト着手
チュートリアルの模倣ではなく、要件定義から設計、開発、テストまで一通り経験できる小規模なWebアプリケーション制作に取り組みます。完成度よりも「実務フローの理解」を重視した成果物を目指してください。 - 転職エージェント2社への登録
若手特化型(マイナビジョブ20’s、UZUZ)と総合型(リクルートエージェント、doda)から1社ずつ選び、求人提案開始までの速度と書類通過率データの開示状況で優劣を判断します。
転職活動で差がつく重要ポイント
面接では学習継続の証拠を具体的な数値で示し、応募から書類提出まで24時間以内の迅速な対応を心がけてください。未経験者に対する企業の最大の懸念は「本当に続けられるのか」という点のため、過去の実績よりも現在進行形の取り組み姿勢が評価されます。
効率的な転職活動を進めるため、エージェント選定では提案速度・書類通過率・案件の具体性の3つの基準を必ず確認し、複数社併用で選択肢と突破率の両方を確保しましょう。

